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机上台 [日常生活]

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64歳で他界した母は、首から肩の凝りがひどく、よく痛がっていた。当時の湿布薬といえばトクホンが定番だ。母は、痛いところを指先で抑えながら、「ここを真ん中にして」と言って、子どもたちにトクホンを貼るのをよく手伝わせていた。
去年の3月頃から、私自身が首から肩の痛みに苦しむようになった。首の痛い所はゴリゴリになってしまうほどだ。母が痛がっていたのと、同じような場所が痛いことに気が付いた。
4月に整体院で診ていただいたら、姿勢の悪さを指摘された。首が前に傾き、背中を丸めた格好になっていたらしい。ちなみに先生自身は、パソコンを高い位置に置き、首を下に傾けない姿勢で操作をしている、と言っていた。
去年の3月に痛みがひどくなったことで思い当たるのは、ガラケーをスマホに変えてから1年ほど経った時期であることだ。以前からパソコン操作などで、首を下に向けた悪い姿勢が多かったことに加え、スマホ操作でうつむいている時間が格段に増加したことが、症状が現れた原因かも知れない。
ネットで「首猫背」とか「ストレートネック」のキーワードで検索すると、似たような症状がヒットする。症状としては、コリによる痛みのほか、頭痛などもあるようだ。幸い私は、頭痛には悩まされていない。
母は、下を向いて台所仕事や針仕事などを一日中やり続け、「首猫背」、「ストレートネック」に当たる症状がでていたと思える。トクホンを貼っても、気休めにしかならなかったに違いない。
人間の脊椎は、腰のすぐ上辺りの腰椎が前彎し、背中辺りの胸椎が後彎し、首の頸椎が前彎しているのが本来の形になる。顎を突き出すようにして頭を前に出し続けると、釣竿で魚を釣ったときのように、背骨から首の骨全体が後ろに彎曲してしまい、前彎するべきところが変形てしまう。これが、首、肩の激しい痛みの原因になるようだ。
自宅でパソコンを操作するとき、下を向かないで済むよう机上台を購入し、16センチほど高くした。当然キーも高くなり少し打ちにくくなるが、FaceBookのコメントを入力する程度なら苦にはならない。写真の外付けのキーボートは、ちょっと長めに入力するときのために、念のため準備した。
首の位置と、腰の前彎維持に気を付けていたら、安静時に首、肩に痛みを感じることはほとんどなくななくなった。スマホをいじるときも、目の高さに持ちあげて操作するように気を付けている。
それはそうと、今年誕生日がくると、私は母の享年と同じ年齢になる。何だか、時間が体の中に蓄積しているような感じがする。
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